とあるトレーニーのチートデイ～1日を振り返る前編～
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人生はどちらかです。
勇気をもって挑むか、
棒にふるか。
- ヘレン・ケラー -
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確かにそうだ。
世の中のあらゆる事象はシンプルにとらえれば「どちらか」でしかない。
減量中の犬にも同じことが言えるだろう。
そう…
食べるか
食べざるか
2019/3/16
雷雨とともに迎えたこの日をどう生きるか？
人生とは、意志によってその姿形を大きく変える。
このブログに、僕の、この「犬」の生き様を記す…
【閲覧注意】
これ以降は僕が一日で何をどれだけ食べて幸せだったかを綴っていくだけになります。
減量中の人は気を付けてください。
AM4:45
ガタガタと窓が揺れる。
雨と風、そして雷の音。
それにこの時期特有の花粉症からくる息苦しさで目が覚める。
いや、それだけじゃない。
減量に入ってからというもの、眠りが格段に浅くなった。
犬「ふわぁあ～～…まだ4時か、全然眠れてないなぁ」
犬「10時から合トレの予定だし、もう一眠りしておかないと持たないな」
犬「…眠れん。腹が減った」
空腹感で中々寝付けない。
いつもならそれもジッと我慢して眠気がやってくるのを待つのだが
今日は、今日だけはそうしない。
そう…
なぜなら今日は…
チートデイだから！！！！
犬「いやっふぅぅぅう！！！！今日はチートデイだった！！！！このまま空腹感抱えたまま布団に包まってるなんてナンセンスだぜっ！！！！」
犬「何かっ！何か食べるものを！！」
意気揚々と冷蔵庫に向かう犬。
半開きの口からは涎が滝のように流れ落ちている。
前日のトレーニングによって筋肉痛を伴った上腕二頭筋に力を込め、勢いよく冷蔵庫を開く。
血走った目は瞬時に冷蔵庫の中を端から端まで駆け回り、ハイカロリーな食品を探し回る。
犬「あ、れ…ハイカロリーな食べ物が無い」
それもそのはず。
減量真っ最中のトレーニーの冷蔵庫にハイカロリーな食べ物があるはずもない。
あるのは
鶏ハム、ブロッコリー、アスパラガス、生卵、牛乳…
犬「くっ…仕方ない。プロテインバーで我慢するか」
1食目：プロテインバー152kcal
AM7:30
アラームとともに起床。
チートデイの期待感でいつもより起床→行動の時間が短縮されていた。
ささっと身支度を整えて近所のスーパーへと向かう。
犬「何を食べよう…僕は何が食べたいんだろう？？」
- スーパー -
食品売り場を徘徊しながら目についたものをカゴに放り込んでいく。
最初こそ躊躇していたが、徐々にテンションが上がってくる。
気が付くとカゴの中はお菓子でいっぱいになっていた。
犬「まだまだこれくらいでは足らん！コンビニスイーツを食わずしてなにがチートデイかっ！！」
スーパーからコンビニをハシゴし、一番心を惹かれた「抹茶ガトーショコラ」を購入。
うおお、なんという幸せ。
甘いものからしょっぱいものまで。ありとあらゆるお菓子を買いこんだ犬はふとあることに気づく。
犬「う～む、いきなりこれだけの脂質をとると確実に胃もたれするよなぁ…」
犬「せや！太田胃散のA錠剤が家にあるやんけ！！それ飲んだら無限に食えるんちゃうか！！？」
なんという閃き…！！
悪魔的…
悪魔的閃き…っっ！！！
太田胃散によって自身のキャパを大幅に向上させた犬によるチートデイが始まった。
ガツガツ！！
モグモグモグ！！！
ゴババババババ！！！！
いや、そばぼうろて…
もうちょっとなんかあったやろ…
と思いつつ、おいしいですよねそばぼうろ。
AM10:00
合トレの予定があった為、中央体育館へ向かう。
地獄の脚トレだ。
犬「うおおおおおっ！！！！」（スクワット）
犬「ふんぬっふんぬっ！」（レッグエクステンション）
犬「うぎゃぁぁぁあああっ！！！」（レッグプレス）
犬「ハァッ…ハァッ……カーボ切れたっすわ」（まったく切れてないハズ）
PM1:00
約2時間半におよぶ脚トレを這う這うの体でやり切った犬は、ふとあることに気が付く。
犬「あ、お腹がすいたゾ！！！」
脚トレによるカロリー消費でお腹を空かせた犬は仲間たちに別れを告げ、次の「食べたかったものリスト」に入っているラーメン屋を目指す。
犬「二郎系に行こうかとも思ったけど、今日はなるべく色々なものを食べたい」
犬「よし、君に決めたっ！！！」
店名が「ゴリラ」という、なんともトレーニーの心を惹くこのラーメン屋。
汁なし担々麺がおすすめのようだ。
極度の甘党で、辛いものがちょっぴり苦手な犬は辛さ普通の・ネギ多めの150gをオーダー。
太田胃散A錠剤を飲み込み、到着を待つ。
5分ほどで出来上がり、金髪の店員が汁なし担々麺を出してくれる。
金髪「お待たせいたしました〜」
犬（見た目の割にへいっ！おまち！！って感じじゃないのか…）
とすこ〜しの残念さを感じながら汁なし担々麺を食す。
犬「こ、これは…！ヒリヒリとした辛さの中にごま油とネギの風味が香り立ち、細めに切ったメンマが食感にバラエティを持たせている！！麺の硬さも硬すぎず柔らかすぎず、タレともよく絡んでいる！！！うまいっ！うまぁぁあああい！！！」
犬「ふぅ、おいしかった。ごちそうさま！」
ラーメン欲を満たした犬はあべのキューズモールへ足を向ける。
スニーカーが欲しいのだ。
犬「おぉ〜ん…この春はスケーターっぽい格好で過ごしたいな…スケーターといえばスニーカー…vansあたりでいいのが…」
犬「ん？んん…？ここは…………？」
ふと気づくと、犬はフードコートの前に立っていた。
右も食べ物、左も食べ物。
スニーカーの事はもう忘れている。
グルッと一周見て回り、一番食べたいと思ったものは何かと自身に問いかける。
犬「ふむ、ラーメンはさっき食べた。甘いものという気分でもない。お腹もそこそこにいっぱい…ここで選ぶべきは……」
モスチーズバーガー
犬「うっひょお！コレコレぇ！！フレッシュなお野菜と濃厚なチーズのハーモニー！！そしてそれを優しく挟み込むバンズ！！！ビバ小麦！！！」
ラーメンとハンバーガーのジャンクフード2連撃に犬の脳は完全に破壊された。
とにかく味が濃くて高カロリーなものを求めてもっと食えと司令を出してくる。
犬「そういえば…駅の向こう側にロッテリアもあったよな」
テクテクテクテク…
犬「お？この匂いは…」
犬「たこ焼きか！！」
犬「一番スタンダードなやつください！！」
グァツガツガツ！！
犬「ふぅ、改めてロッテリア向かいますか」
犬「うおっ、チーズバーガーフェアやっとるやんけ！！これは食べるしかない！！！」
この辺りから完全に胃がぱんぱんになっているのに食欲が暴走を始めていた。
とめどなく溢れる欲望。
犬「な〜んか、しょっぱいもんばっかり食べたから甘いもん食べたいなぁ」
ファミマ
犬「お、RIZAPがプロテインバーだしとるやんけ」
犬「どれどれ…？」
犬「脂質おおいなぁ…inバー見習ってくれよな」
犬「まぁ食べるんだけども！！！」
犬「ふぅ…なかなかお腹が重いぜ…」
犬「これからまた人に会う予定やからちょっと食休みやな…」
既に4331kcalを摂取している犬だが、まだ3時のおやつと夕食を残している。
チートデイ、いったいどうなる！！？
つづけ
