水のようなカルピス
昨今、あらゆる企業努力の結果
安くておいしいプロテインや、各種のサプリメントが販売されている。
僕もマイプロテインのプロテインを購入し、ありとあらゆるフレーバーを試している。
今や何種類ラインナップされているかも把握できないほどの数がある。
毎月恒例、ゾロ目セールの度に僕は尻尾をちぎれんばかりに振って
スマートフォンの画面を眺めている。
しかし、一昔前。この犬がまだまだ筋トレと言えば腹筋!腕立て!!
くらいの知識しかなかった頃は、とてもまずいソイプロテインぐらいしか身の回りになかった。
ココア味とは名ばかりで、少し生臭い豆の香りと全く溶けずにダマになった口当たり最悪の食感。
それでも我慢して飲み続けていた僕の前に突如としてMy proteinは現れた。
圧倒的なフレーバーの種類、溶けやすさ、低価格という黒船で攻め込んできたマイプロは
国内のプロテインを蹴散らし、声高らかに叫ぶ。
ペリー「ワタシタチノ プロティーンヲ ノミナサーイ ソシテ フレーバーゼンシュルイ セイハ ノ ブログヲカキナサーイ ブロガーハ イイカモデース!!」
色んなフレーバーを飲んでみた系のブログ多くないっすか?笑
ブログ参考にしても結局個人の感覚によるからハズレを引くことも多々あるんですよね。
と、まぁそんなこんなで海外から安価で美味しいサプリメントが大量に国内に入ってきた現代。
昔の貧困家庭でよく見られた光景はもう見なくて済むだろう。
そう、それは一昔前のとある貧困家庭のこと…
…
……
………
子供「ママー、のどが渇いたよぅ」
母「あら~、じゃあカルピスを作ってあげましょうね」
子供「え~また1滴だけ~?あれ薄くてやだよぅ…」
母「今日はあの人がいないから特別に2滴入れてあげましょうね~」
子供「わ~い!やったぁ!!お母さん大好き!!!」
母「こらこら、あんまりはしゃぐとこぼれちゃうわよ」
ガラガラガラッ
父「おう!今帰ったぞ!!…ん?何飲んでやがるガキぃ!よこせっ!」
母「あ、あんた…」
子供「やだよぅ!返してよう!!」
父「ゴクゴクゴク…このクソアマ!!2滴入れやがったな!!ガキには1滴で十分だといっただろ!!!」
母「堪忍…堪忍しておくれやす~~~」
子供「うわ~~~~~~ん!!」
父「水のようなカルピス奪われてベソかいてんじゃあねぇ!!」
父「見てろ!俺は原液でいってやらぁ!!!ゴキュゴキュゴキュ!!!!!!」
子供「ううぅぅぅぅぅぅうわあああぁぁぁぁあああああああああああああ」
二度とこんなことが起きないように各メーカーさんは
おいしくて安価なカルピスを作って下さい。お願いします。
は?
なんのこっちゃ。