とあるトレーニーのチートデイ~1日を振り返る後編~
後悔先に立たず
【読み】 | こうかいさきにたたず |
【意味】 |
後悔先に立たずとは、すでに終わったことを、いくら後で悔やんでも取り返しがつかないということ。 |
やらぬ後悔より、やる後悔ともいうが
今回に関しては後悔先に立たずだったなぁ。
さて、後編始めるよっ!!
お昼の段階で4000kcal超を摂取した犬は用事を済ませ、とある商店街を歩いていた。
PM5:00
犬「お腹も落ち着いてきたし、ここで一旦普段は食べられない&食べようとも思わないものでも食べてみるか」
犬「チーズドッグかぁ、ナウなヤングが尻尾降って飛びつくらしいな」
犬「1つくださいな!」
犬「ふむ、カリッと揚げたドッグ部にケチャップとマスタードのハーモニー!!!それだけでなく、表面にまぶされた砂糖がより一層マスタードのピリッとさを引き立てる!さらにその奥にはトロッとしながらもどこまでも伸びていく濃ッ厚ッなチーズ!!!!曲芸師を思わせるような複雑に絡み合った味が一体となって口内を飛び回る!!!!」
犬「これはまさに…ジャンクフードのサーカス団やぁ~~~!!!!」
PM7:00
この時間でもそれなりに日が高いことに、「冬」という季節の終わりを感じる。
「春」が来て、そして、もうすぐ「夏」がやってくる。
夏はいい季節だと思う。
そりゃあうだるように暑くて汗はかくし、体力も削られる。
だが、それを補って余りある魅力が夏にはある。
この半年間というもの、生活のほとんどを夏に向けて費やしてきた。
筋トレ、食事制限。ストレスを溜め込まないように仕事もなるべく前倒しできるようにしてきた。
全ては、夏を楽しむために。
ただ、今日は違う。
「今日」は二度とこない。
なぜなら、今日は
チートデイだから。
今日を精一杯楽しむのだ!!!
貧乏性、というか庶民派(?)いやいや、単純に金のない犬は夕食を決めあぐねていた。
犬「あ~ピザ食べるって決めてたよなぁ~~まだ食ってへんなぁ~」
犬「かといってピザの出前とるのも違うしなぁ」
犬「ん、このお店は…」
犬「ここならピザも、何でもある。しかもお財布に超優しい!!!」
犬「サイゼリヤ君に決めたっ!!!!」
犬「よぉ~し、なにたべよっかなぁ~~~!!」
犬「決めたっ!!!」
:モッツァレラのピザ675kcal
:ハヤシライス343kcal
:アイス乗せフォカッチャ310kcal
デザートまで堪能してご満悦な犬。
しょっぱいしょっぱいときて、甘いものを食べるとなぜかもう少し食べられる気がしてきた。
え?誰かと一緒に行ったのかって??
神聖なチートデイの、貴重な夕食を誰にも邪魔させるはずがないだろう。
春休み中の中高生で賑わう店内に一人ぽつんと着席し、ニヤニヤとピザを頬張る犬。
うーむ、犯罪の臭いがする。
綺麗に平らげた。
この瞬間犬の心に小さな罪悪感が芽生え始めた。
犬「こんなに食べてばっかりで大丈夫だろうか…?」
犬「午前中に脚トレで消費しているとはいえこれはまずいんじゃないか…?」
犬「…」
犬「……」
犬「………よし、ジム行くか」
トレーニング用の荷物を持ったままウロウロしていた犬は、当然エニタイムのカギも持ち歩いている。
Googlemapで検索を掛けると近くに一店舗あることが確認された。
予定外のダブルスプリット。
パンパンに張った胃をさすりながらエニタイムへ向かう。
血液が胃腸に集中しているからだろうか?
頭がボーっとする。
PM10:00
~エニタイムフィットネス~
犬「ふぅ…お腹がパンパンすぎて苦しいからまず有酸素からいこう」
テクテクテクテク
テクテク、テクテクテクテク
テク、テクテクテクテクテクテクテク!!!!
ダッダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!!
犬「よし!!ちょっとだけすっきりしたっ!!」
犬「肩やるでぃ!!!」
ガシガシガシガシガシガシ!!!!!
犬「おしゃ!もういっちょ有酸素!!
犬「ふぅ、やっぱり動いたらもう少し食べられそうやなぁ」
犬「!?もう0時!!?」
犬「終電が無くなってしまう!!!!」
犬「しかしラーメン食べたいしなぁ…歩いて帰るとして40分くらいか?」
犬「余裕やん」
…お分かりいただけただろうか?
この思考こそがカロリー中毒の症状である。
高カロリー摂取のためならば終電を逃してしまう事もいとわない。
完全に目先のラーメンに心を奪われてしまっている。
ともあれ、ミナミにあるとあるラーメン屋に入店する犬。
流れるように魚介系ラーメンをオーダーし、おすわりをする。
店内のホスト2人組がグデングデンになりながらも、もっと店をよくするためには俺らぁがしっかりするしかないんすよ!!と語り合っていた。
頑張れホストの人。上や下や色んな人たちに板挟みにされて思うように身動きが取れなくてもあなたの頑張りはきっといつか報われるはず。
店内には80年代の歌謡曲が流れ、木目調に統一された内装がノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
少し不愛想な店員がどうぞ、とラーメンを差し出す。
魚介系のいい香りが鼻腔をくすぐる。
透明なスープに黄金色のメンマが輝きを放っている。
麺は少し太めのちぢれ麺でスープによく絡んでいる。
レンゲでスープを掬い口へ運ぶ。
瞬間、透明ながらもあっさりしすぎずしっかりとコクのある魚介の暖かな旨味が冷えた体にじんわりと広がる。
うまい。
夢中で麺をすする。
あっという間に完食してしまう。
大盛にしてもよかったかもしれない。
お酒を飲んだ後は特に体にしみわたってうまいだろう。
ふらっと立ち寄ったお店のため、店名を失念してしまったがいずれまた来店したいラーメン屋であった。
AM1:30
犬「いや~食った食った!」
犬「終電も無事無くなったし歩いて帰るか!!有酸素有酸素!!」
犬「…ん、お腹はいっぱいなのにまだ食べたいなぁ」
:カーブクラッシャー207kcal
犬「うっぷ…もういい。もいいわ…お腹いっぱいなのに脳が食べ物を求めてきやがる…」
犬「おそろしいな人体」
犬「…おやすみ!!」
こうして犬のチートデイは幕を閉じた。
なんと普段の3倍以上!!!
今回初めて減量&チートデイというものを試してみたんですけど、僕にはどうやら合っていないようです。
というのも、一度タガが外れると一切のストップがかからない状況になってしまうからです。
このチートデイからしばらく経ちましたが、現在は戦略的なハイカーボデイを2週に一度入れるかどうかという方法をとっています。
こちらの方が体への負担も少なく、体重の増減も激しくないので精神衛生上かなり楽ですね。
さらに、最近は限られたカロリーの中でいかにおいしくご飯を頂くか?をよく考えるようになりました。
これまでの日々マンネリ化した変わり映えのしない食事を続けるよりも一食一食を大事にすることができ、我慢をしているという感覚が少ないのです。
しかしながら、平日は仕事によって料理に割ける時間が限られてくるので手の込んだものが作りにくいという課題が出てきました。
この辺りはTwitterの皆様から情報を頂き、簡単ながらもおいしく頂ける時短レシピを身につけていければと思います。
くだらないブログを長々と書き連ねましたが、いつの間にか大会が目前に迫ってきています笑
しっかり減量頑張って最良の結果を出せるように頑張ります!!
それでは!