犬も歩けばエモーショナル

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筋トレ&ボディメイクを頑張る犬が送る日常の中に潜むエモーショナルエンターテイメント

10日間限定ケトジェニックダイエットをしてみました

タイトルの通り、

10日間限定で「ケトジェニックダイエット」というものを試してみました。

 

そして、その様子を細々と

#10日間限定ケト

というハッシュタグに紐付けてTwitterに呟いておりました。

 

結果はどうなったのか?

本当に効果のあるダイエット法なのか?

まとめましたので、是非ご参考までにご覧ください。

 

 

 

そもそも、「ケトジェニックダイエット」ってなに?

今回試してみたダイエット方法

「ケトジェニックダイエット」というものなんですが

ざっくり申し上げますと

 

究極の糖質制限によるダイエットです。

 

そんじょそこらの糖質制限とは、ワケが違います。

 

「夜ご飯は~糖質オフで~~ご飯茶碗に半分でがま~~~~ん♪」

 

などという甘えた精神では到底なしえません。

なぜなら、このケトジェニック

人間が普段糖質から得ていたエネルギーを0にすることで

無理やり脂質からエネルギーを取り出す体質に切り替える方法

だからです。

 

特徴としては

  • 糖質の摂取量を限りなく0に近付ける
  • 一日の摂取カロリーの内、7割以上を脂質で摂取する
  • 体質ごと切り替えるので、1日でも許容範囲以上の糖質を摂取すると台無し

というものです。

 

本来であれば、導入期間を設けたりするのですが

今回は10日間限定で行うと自身の身体にどう作用するのかを知りたかったため

特に導入期間を設けず、いきなり高脂質食に切り替えてのチャレンジとなりました。

 

これが吉と出たのか、凶と出たのか…

 

実際に食べていたもの一覧

実際にケトジェニック中に僕が食べていたものの一覧です。

本当にこれ以外は食べていないといえるほどの制限を掛けました

  • MCTオイル入りコーヒー
  • 鶏もも肉
  • 豚バラ
  • 豚ロース
  • ローストビーフ
  • サバの水煮缶
  • ツナフレーク
  • アボカド
  • アーモンド
  • チーズ

以上が10日間で口に入れたものです

調味料については

  • コショウ
  • マヨネーズ

のみとなります。

 

また便秘対策として

イヌリンの粉末を1日1回コーヒーに混ぜて飲んでいました。

 

1日の摂取カロリー目標は2500~3000kcalとしました。

 

記録の振り返り

1日目

 

まだまだ身体中に糖質が充填されていて元気があります。

これから先の身体の変化が楽しみで仕方ないといった様子。

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1日目

 

2日目

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2日目

まだまだ余裕が感じられますね。

ケトを始める前に3週間程、ローファット(脂質制限)による

ダイエットを行っていたので、油ものを食べられることでかなり幸福度が高くなっています。

 

3日目

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3日目

余裕で目標カロリーをオーバーしていますね。

おそらく、1日3回もMCTオイル入りコーヒーを飲んでいたからではないでしょうか?

そして、MCTオイルの多量摂取による下痢が止まりませんでした…

 

体内の糖質が抜け始めたからか、全身を倦怠感が襲い、頭もボーっとしていました。

その影響によってトレーニングの質も落ちてしまい、明らかに良くない状態でした。

この日は

「やっぱりケトジェニックなんて僕には合っていなくて効果もないのでは・・?」

と、ネガティブな事ばかり考えてしまいました。

 

4日目

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4日目

前日に驚くほどの倦怠感が身体を襲ってきていたので、

多めに食事をとることにしました。

 

すると、昨日のことが嘘のように思考がクリアになり

身体も軽く動くようになりました。

 

おそらく、このタイミングでケトーシスの状態に入ったのではないでしょうか?

前日からの下痢もお昼にはおさまり、かなり体調が良くなりました。

 

5日目

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5日目

 

 ケトジェニックダイエットの特徴でしょうか?

かなりのオーバーカロリーを摂取しても体重(BW)が落ちていました。

 

脂質代謝に切り替わったため、体脂肪を燃焼させるためにさらに脂質から得られる

エネルギーが必要となっているのでしょうか??

 

人体って不思議ですねぇ…

 

 

6日目

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6日目

もうここからは淡々と決まった食べ物を口に運び

レーニングの強度を下げないようにしっかり集中していく1rep1repを大事に。

しかしながら、この意識を保とうとしながらも

倦怠感により若干のパフォーマンス低下を感じていたのでこの日はオフに。

 

7日目

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7日目

 

オフ明けの朝に体重測定を行うと+0.2kg

ほぼ誤差の範囲内と思いながら、体重が停滞してきたことに焦りを感じ始めていました。

8日目

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8日目

 

やはり、減量のペースが停滞してきました。

色々な方のtwitterを見ていると、ケトジェニックではガクンと体重が落ちて

停滞している様子も見て取れなかったので本当にケトーシスに入れているのか心配でした。

9日目

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9日目

前日比+0.1kg

まさか10日間限定のケトジェニックで停滞してしまうとは思っていなかったので本気で焦る。

元々ブログに起こそうと思って始めた実験なのに、全く映える結果にならない・・・笑

この日は倦怠感もなく、頭もクリアに働いていたのでダブルスプリットを入れてみた。

今回のケトジェニックダイエット特有なのか、トレ中のパンプアップが感じられません。

鏡に映る自分を見て少し切なくなりました。

10日目

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10日目

 

いよいよ最終日にして3日目並みの倦怠感に襲われました。

 

…なぜだ?

…前日のダブルスプリットが効いたのか??

仕事中もため息を多くついてしまい、人生の質が下がっている感じがしました。

が、しかし。

 

ケトジェニックダイエット中はローストビーフが食べられるので

食事中はめちゃくちゃ幸せでした。

 

 心の余裕、大事です。

 

結果

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リザルト

 体重:  69.4kg→66.8kg(-2.6kg)

筋肉量: 59.4kg→58.2kg(-1.2kg)

体脂肪率:9.6% →8.1%(-1.5%)

 

 体重、体脂肪共に落ちはしましたが

筋肉量もごっそり持っていかれてしまっています。

 

レーニング中は3日目と10日目以外は、さほど気が散って集中できない

ということもなく、重量もあまり落とさずにトレーニングに臨めていたと感じていたので驚きでした。

というかめちゃくちゃ悲しいです。

 

ケトジェニックなんてするんじゃなかった…

 

10日間の感想

ケトジェニックに頼らず、しっかり炭水化物を摂取しながら減量をしていく方が

自分にとっては向いていると僕は感じました。

 

ケトジェニックダイエット中は極端に口にするものが限られてくるので

基本的に外食NGです。

それ故、人付き合いが悪くなってしまいます。

 

さらに、一度糖質を入れてケトーシスが抜けてしまうと意味がないので

チートデイという概念が持てません。

ケト食にストレスを感じない人なら問題ありませんが、

甘党の自分にはかなりのストレスでした。

1日も食事の制限を緩められない厳しいダイエット法だと感じます。

 

 

ケトーシスの状態に入っているかが体感では判断できません

実は糖新生が行われているだけなのではないか?

という不安が常に付きまとってきます。

これについては、試験用紙がAmazonで手に入りますので

自分の状態を把握したい方は是非購入をお勧めします。

 

そして、これは個人的な意見なのですが

ケトーシスの状態にある事は、人体にとってあまりよくないことだと思います。

 

本来、糖によってエネルギーを産み出し、身体を動かしていたのにもかかわらず

それを極端に制限することで、脂質からエネルギーを産み出す体質に切り替える

 

これは、人体の「生命維持装置」的な反応ではないかと感じるわけです。

 

死なないように脂質からエネルギーを取り出すという

極々不自然なことを無理やり行っているわけですから、身体への負担も

かなり高いはずです。

 

以上の事から、僕はケトジェニックダイエットについてはあまり積極的に取り入れず

ローファットでの減量でストレスがピークに達したタイミングで

5~7日の短期間のみで取り入れることが効果的なのではないかと思いました。